2021-11-29

【火葬場の手順】収骨と分骨

前回は手元供養についてお伝えしましたが、ここからは、火葬場のお話を中心にしたいと思います。一般的な火葬場での流れをご紹介します。

前回は手元供養についてお伝えしましたが、ここからは、火葬場のお話を中心にしたいと思います。

お亡くなりになったかたの宗教によって、法要のあり方が違いますので、お亡くなりになったら、葬儀社よりもさきに(同時でもいいですが)、教会、寺院、神社へひとこと、さしあたってのご連絡をお勧めします。

通夜、葬儀、火葬、納骨の日程が前後する場合があり、葬儀社だけでは決められない場合があるからです。

一般的な火葬場での流れをご紹介します。

火葬

火葬は2時間くらいかかります。

この時間に、会食をする場合もありますし、静かにお話をしながら待つ場合もあります。

表からは見えませんが、火葬中も職員の方が、常にご遺体を見守ってくださっています。

ご遺骨が残るように、少しでも故人の形が残るように。

職員の方々への感謝も忘れないようにしていただければと思います。

係りの方からの案内があるまで、どうぞ心静かにお待ちください。

収骨

係りの方がていねいに、どこで、なにを、どのようにやるのか、教えてくださいますので、ご安心ください。

お骨を拾い上げるための収骨室が別に用意されていると思います。

骨上げ台にお骨が運ばれていますので、案内されましたら、ご遺族、親族で骨上げ台のご遺骨を囲みます。

その際、喪主が骨壺を持ち、お骨の頭側にいらしてください。

係りの方から、その都度、説明があります。

お骨箸を手に取り、二人でひとつずつお骨を拾っていきます(箸渡しといわれています)。収骨の順番は、喪主、ご遺族、親族、近しいご関係の方になります。足の骨から順番に頭の骨に向かって拾っていき、最後に喉の骨を拾い上げ、骨壺に収めます。

ご収骨のあと

ご収骨のあと、ご遺骨は、「埋葬許可書」と一緒に箱に入れ、風呂敷に包んで手渡されます。

「埋葬許可証」がないと、ご遺骨をお墓に納骨することができませんので、いつもいっしょにしておきましょう。

骨壺は喪主が持って、火葬場をあとにします。他にも、位牌や遺影があります。ご親族で手分けしてお持ちください。胸の高さで持って、どうか、堂々と故人をおうちに迎え入れてあげてください。

分骨したい場合は

ご家族でよく話し合って、全員で「分骨すること」に理解しておいてもらいます。

ご遺骨を持っていることで自分は安心できることをお伝えください。

分骨するためには、分骨用の埋葬許可書(分骨証明書)が必要です。

葬儀社にご葬儀をお願いしているときは、葬儀社にお話しておきます。

葬儀社から火葬場に手続きをしてもらい、分骨用の埋葬許可書(分骨証明書)を用意していただけます。分骨証明書も埋葬許可書と同じで、これがないとお墓に納骨できませんので、なるべくいっしょにしておきましょう。

ご収骨のときに分骨用の骨壺にも収骨していきます。

ご帰宅

ご遺骨といっしょにご帰宅されましたら、ご遺骨、ご位牌、ご遺影などを祭壇に安置します。

お墓に納骨するまでは、ご自宅に安置されていらっしゃる場合が多いです。教会などによっては、一時的な納骨堂が用意してあるところもあります。ご心配なことがありましたら、ご自分だけで無理をなさらず、教会や寺院にご相談されるとよいでしょう。

納骨

お墓に納骨します。お墓は、先祖代々のお墓や、ご本人が用意されたお墓、教会などの共同墓地、お寺(寺院)のお墓、納骨堂などがあります。

このようなお墓に埋葬するには、前出の「埋葬許可書」または「分骨許可書」が必要です。

教会や寺院などの墓地管理事務所に、納骨の手続きをします。

お墓ではありませんが、ご自宅にご遺骨を安置(保管:手元供養)されているご家族もいらっしゃいます。

この場合は「埋葬許可書」または「分骨許可書」も不要です。

しかし、手元供養されているご家族がもしも「埋葬」を希望された場合は「埋葬許可書」または「分骨許可書」が必要になります。

そのために、「埋葬許可書」「分骨許可書」などの書類は、ご遺骨と一緒に保管しておいてください。

まとめ

地域や宗教によって、葬儀の方法は異なっています。「間違えてしまった」とか「知らなかった」というのは、恥ずかしいことではありません。ご遺族のかたが故人を送り出すことに集中できるよう、お手伝いできましたら幸いです。

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